海賊版サイトへの広告配信防止について

インターネット上の、映像、音楽、出版物などの著作権を侵害する違法コピーを掲載する海賊版サイトや、それらの侵害コンテンツへの誘導を目的とするいわゆるリーチサイトは、主にサイト内に掲載した広告から収益を得ていると指摘されています。

現在、インターネット広告の主流は、アドネットワークと呼ばれ、広告代理店が複数の広告媒体を集めて広告配信ネットワークを作り、様々なサイトに広告を自動的に配信する仕組みとなっています。このような仕組み上、電子書店サービスを含む様々な広告主が広告配信先のサイトを選ぶことが難しく、意図せずに海賊版サイトへ配信がなされたケースがあり、甚だ遺憾に感じると共に責任を受け止めております。

日本電子書店連合(JEBA)は、電子書籍を適正な価格で販売し、出版社並びに著者の方々が更なる創作活動に取り組み、読者の方々の感動や充実感が満たされる、この好循環を持続的に維持・発展させるために団体を設立致しました。

我々は設立の主旨を鑑み、海賊版サイトに誤って会員社の広告配信がなされることがないよう努めてまいります。具体的には、一般社団法人ABJ 等から悪質な著作権侵害サイト等のリストを受領し、これを活用いたします。

日々追加される大量の広告配信先についても細心の注意を払い、万が一海賊版サイトに広告が出稿されるようなことがあった場合には、速やかに広告配信の停止を行うよう会員社へ働きかけます。

2018/5/16